A-4サイズでハードタイプのリュックとの
ご依頼でフルオーダーで制作いたしました。
お客様からのご要望のデザインをスケッチし、型紙制作。
私は、型紙制作が一番重要だと考えています。
寸法はもちろんのコト、縫製の順番、強度がかかりそうなところの補強、
厚みなどを考えながら再度デザインを練りなおします。
商業的に、こなすならば、線もまっすぐ、厚みも薄めに
すれば楽に縫製出来ます。
ココはこのくらいのカーブがあった方が美しいかなとか、
ここは強度がかかるので、分厚くするとか、手縫いするとか、
何十年も使っていただけるとモノに仕上げたいと考えながら、
型紙を切って行きます。
テスト用の革(生地の場合もある)で、
サンプル(プロトタイプ)を作ります。
寸法の確認です。
今回はA-4ギリギリの大きさとのご要望でしたが、責めすぎて
1センチ幅を広げることとなりました。
1センチ幅を広げることとなりました。
本番用のBUTTERO ブッテーロ/ブルー
最近、ワルピエ社の新しいロゴが。
裁断の前に。
型紙を当てて、裁断の順番を考えます。
このブッテーロは牛革のショルダー部分で、
首回り、縁革(ブク)の部分がありません。
表面は染料なので、キズやトラ(しわの跡)が、目立ちますが
天然物の証、量産的な均一性を求める価値観でなく、
個性的な価値観として、
あまり避けることなく使用していきます。
革の伸び目は重要です。
ハンドル(持ち手) 手縫い縫製
カブセとの手縫い縫製。
裏側には帯び鉄を入れているので慎重です。
本体とのマチの手縫い
豆かんなでコバの面取りから磨き
ブッテーロ/ブルー
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